朝食をとらない人はとる人の5倍も肥満になりやすい

 

 

今日も栄養学の科学知識を続けます。

 

 

皆さんは朝食をとっていますか?

 

 

アメリカの調査では、朝食をとらない人はとる人の5倍も肥満になりやすいという報告がされています。

 

 

一般的に朝食をとったほうが、その日の昼食後や夕食後の血糖値上昇をおさえられ、肥満につながりにくいようです。

 

 

食事をして血糖値が上がると、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。

 

 

その食事回数が減るにつれて、食後に血糖値が急激に上昇するようになっています。

 

 

インスリン(血糖値を下げるホルモンはインスリンのみ)は酷使され、少しずつ効きが悪くなってきます。

 

 

その結果、血管内部が傷いて固くなり(動脈硬化)、からだの隅々まで血流が届かなくなって、脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病合併症などさまざまな病気の機序となります。

 

この見えない悪魔は知らず知らずのうちに体をむしばんでいきます。

 

 

朝食はとっているが、実際はパンだけ!という方も多いと思いますが、

 

それでも血糖値が上がりすぎて肥満につながりますので注意が必要です。

 

 

朝食では肉や魚、卵などのタンパク質や脂質をしっかり、

 

「朝ご飯を多めに、夕食を控えめにする」

 

ことが理想だと言われています。