日本のヘルスケア環境を考える上で、「どんな施設がどれくらいあるのか」は重要な視点です。
歯科診療所は約6万8千施設、コンビニは約5万5千店舗とされ、医療や生活インフラは非常に充実しています。
一方でトレーニングジムは数千〜約1万程度に留まり、「運動のための環境」はまだ十分とは言えません。
しかし超高齢社会において重要なのは、「治療」だけでなく「予防」です。
厚生労働省が推奨する週150分の運動を継続している高齢者は、歩行機能の低下やフレイル、要介護リスクが約2〜4割低下することが報告されています。
これらの運動内容は、筋力トレーニング・バランス・ストレッチといった、ジムで提供されるプログラムと一致しています。
つまりジムは「体を鍛える場所」ではなく、「将来の介護リスクを減らすための予防拠点」と言えます。
医療が充実している日本だからこそ、これからは“病気になる前に整える環境”が必要です。
日常の中に運動を取り入れることが、健康寿命を延ばす最も確実な一歩になるでしょう。