年末年始は、立ち仕事が減ったり、移動が少なくなったりと、
一年の中でも いちばん体を動かさない時間 になりやすい時期です。
私たちは、立っているだけ・座っているだけでも、体幹を中心とした筋肉で常に重力に抵抗しています。
つまり「何もしていない時間」にも、体は静かに働き続けているのです。
ところが、年末年始のように
・長時間座る
・ゴロゴロする時間が増える
・運動習慣が一時的に途切れる
といった状態が続くと、この仕組みが一気に崩れ始めます。
筋肉が弱り、硬くなり、関節に負担がかかる。
それをかばう動きが姿勢の歪みを生み、さらに動きにくくなる――。
これは整形外科の現場で毎日のように見られる、典型的な「老化の流れ」です。
一昔前は「姿勢が悪いから痛くなる」と考えられていました。
しかし近年の研究では、姿勢そのものよりも「動かないこと」 が痛みの大きな原因であることが分かってきました。
実際、猫背でも痛みのない人は多く、
姿勢が良くても、年末年始にほとんど動かなければ不調は起こります。
さらに現在の医学では、椎間板ヘルニアや変形性関節症があっても、
適切な筋力トレーニングは「治療」 と位置づけられています。
動かさない方が、むしろ回復は遅れやすいのです。
姿勢を気にする前に、まず「動かすこと」。
年末年始でも、トレーニングを取り入れるだけで、体は確実に変わります。
「正月明けにまとめてやろう」ではなく、
この時期に少し動いておくことが、来年の体を守る一番の近道。
「歳だから仕方ない」を年末に置いていき、
歳を重ねても動ける体を、新しい一年と一緒につくっていきましょう。
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