
高齢者の大腿骨骨折は人生を左右する重大な出来事です。
80代以上の高齢者がこの骨折を負った場合、社会復帰(自立した生活への復帰)の可能性は約20~40%程度と言われています。
また骨折後の認知機能の低下や痴呆の進行が顕著に見られるケースも多く、予防の重要性がますます浮き彫りになっています。
「予防に勝る治療なし」という言葉通り、骨折を未然に防ぐことが高齢者の健康と自立を維持する鍵です。
骨折後1年以内の生存率は約50~75%、5年生存率は約60%と報告されており、約30%が永続的な機能障害、40%が歩行不能とされています。
大腿骨骨折の主な原因は転倒であり、転倒リスクは筋力低下やバランス能力の衰えと密接に関連しています。
「骨を強くするには筋力トレーニングが必須」であり、筋力トレーニングは骨密度の維持や向上にも寄与します。
骨粗しょう症の予防にはカルシウムやビタミンDの摂取も重要ですが、筋力トレーニングがなければ骨への刺激が不足し、骨折リスクは高まります。
骨折予防にも転倒予防にも筋力トレーニングは急務です。
例えば、週に2~3回の筋トレやバランス訓練(片足立ちなど)は、転倒リスクを約20~30%低減することが研究で示されています。
また筋トレは筋肉量を維持するだけでなく、認知機能の維持にも効果的です。
運動は脳に血流を供給し、神経の可塑性を高め、認知症の進行を遅らせる可能性があります。
「年齢を重ねるにつれて貯金よりも貯筋」を心がけ、今日からできる小さな運動が将来の自立を守る鍵となります。
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