
「痩せるためには食べよう」というフレーズはよく耳にしますし、私も使っています。
しかし、「しっかり食べる」とは、食欲の赴くままに好きなものを好きなだけ食べるということではないです。
“適正体重管理”の鍵はバランスの良い食事と適切なカロリー管理にあります。
極端な糖質制限ダイエットには賛成しませんが、肥満の原因を考えると、特に日本人の多くは炭水化物の過剰摂取が問題となります。
お米や麺類、パン類が食卓の中心になりがちな私たちの食文化では、炭水化物の摂り過ぎに陥りがちです。
まず見直すべきは、炭水化物の量と言えます。
一般的な食生活では比率をタンパク質20~25%、脂質20~30%、炭水化物45~60%に設定するのが推奨されます。
大事なのが「当たり前」の見直しです。
寝る前にお酒とスナック菓子を楽しむ、入浴後にアイスクリームを食べる、食後に甘いものを口に入れる・・・
これが日々の習慣になっている人も多いですが、適正体重管理の観点から良くありません。
高カロリーで栄養価の低いスナック菓子やアルコールは脂肪蓄積を促し、睡眠の質も下げる可能性があります。
この「当たり前」は適正体重管理の妨げになっています。
「寝る前のアイスクリームは当たり前じゃないよ~、特別なことなんだよ~、だからご褒美の日だけ♥」と自分に言い聞かせましょう。
ダイエットは我慢の連続ではなく、適切なカロリーを意識して、
日々の小さな習慣を見直すことで無理なく健康的に体重を管理することできるはずです。
運動習慣の定着とともに、バランスの良い「しっかり食べる」を実践してみましょう。
「当たり前は自分の中での当たり前でしかない。」という話でした。