運動を伴わないダイエットがダメな理由

 

「○○だけでやせる」「〇〇制限だけで理想のカラダに」

 

そんな誘惑に心が揺れることは誰にでもあるかもしれません。

 

しかし、運動を伴わないダイエットは確実に筋肉量の低下を招き、リバウンドのリスクを高めるだけでなく、シンプルに老化を加速させる危険があります。

 

 

「運動を伴わないダイエットは筋肉量の低下からリバウンドを引き起こすリスクが大きいし、そんなダイエットとリバウンドを引き起こす生活が健康的であるはずがない」

 

という多くの研究者や医師の指摘はまさにその核心をついています。

 

さらに筋肉量の低下は見た目や体重の数字を超え、老化に直結する重大な問題です。

 

 

☆持続可能な健康への道とは・・・

 

運動を伴わないダイエット、例えば極端なカロリー制限や特定の栄養素を排除する食事法は一時的に体重を減らすように見えます、しかしその代償として脂肪だけでなく筋肉も失われます。

 

研究によれば、カロリー制限のみのダイエットでは体重減少の20~30%が筋肉や除脂肪体重の損失によるものだとされています。

 

これにより体は少ないカロリーでも「省エネモード」に切り替わり、ダイエットの終えた後に通常の食事を再開すると体重がすぐに戻る・・・・・・・これがリバウンドのメカニズムです。

 

 

しかし筋肉量の減少はシンプルに老化を加速させます。

 

筋肉は体の動きを支え、姿勢を維持し、日常生活の活力を保つ基盤です。

 

加齢に伴う筋肉量の自然な減少は(サルコペニア)は、40歳以降で年間約1~2%のペースで進行しますが、運動不足や過度なダイエットはこれをさらに悪化させます。

 

筋肉量が減ると骨密度の低下や転倒リスクが高まり、特に高齢者では骨折や寝たきりの原因となることがあります。

 

 

また筋肉はインスリン感受性を高めて代謝を調整する役割を担っており、筋肉量の低下は糖尿病や心血管疾患のリスクを増加させる可能性があります。

 

 

つまり運動を伴わないダイエットは若々しさや健康を保つ力を奪い、老化に近づく一歩となるのです。

 

地道な努力こそが健康を保つ最短の道です。

 

暑い季節だからこそ、空調の効いたジムでトレーニングを続けていきましょう!