
「食べなければ痩せる」という考え方はダイエットを考える多くの人が一度は耳にする言葉です。
ですが、この考えは科学的根拠に欠け、健康を損なうリスクがひそんでいます。
今回は、食事制限にまつわる誤解を解き、エビデンスに基づいた健康的なダイエットについて・・・です。
「食べなければ痩せる」という発想は一見合理的ですが、完全に間違いです。
体重を減らすにはエネルギー収支が重要で、摂取カロリーが消費カロリーを下回れば体重は減少します。
しかし極端な食事制限は栄養不足や筋肉量の低下を引き起こし、基礎代謝を下げる要因となります。
基礎代謝とは安静時に身体が消費するエネルギーのことで、これが低下すると少ないカロリーでも太りやすくなる「リバウンド」のリスクが高まります。
研究では極端なカロリー制限をおこなった場合、筋肉量の減少と代謝率の低下が確認されており、長期的な体重管理に不適とされています。
したがって運動、特に筋トレを取り入れ筋肉を維持しながら適度なカロリー制限をおこなうことがリバウンドを防ぐ鍵となります。
健康的なダイエットとは、「バランスの取れた食事と適度な運動が基本」です。
また急激な減量よりも1週間に0.5~1kgのペースでゆっくり体重を減らす方が代謝の低下を抑え、リバウンドのリスクを低減します。
ダイエットは個人のライフスタイルや目標に合わせた選択が重要です。
高額な商品に頼るのではなく、科学的根拠に基づいた方法を選ぶことが健康と財布の両面で賢明な選択です。
何にせよ自分に合った持続可能なダイエットを見つけ、健康的な身体を目指しましょう!