「加齢」と「老化」は違う

 

年齢を重ねても元気で健やかでありたいものです。

 

しかし「年齢」と「老化」は同じではありません。

 

認知症の最大のリスクは「加齢」と言われますが、実は年齢を重ねること自体が直接的な原因ではないとも研究で示唆されています。

 

むしろ老化、つまり身体や脳の機能が衰えるプロセスが認知症の発症に深く関わっています。

 

 

老化の速度には個人差があり、老化が早い人ほど認知症を早期に発症する傾向があります。

 

年齢は単に生まれてからの年数を指しますが、一方で老化は細胞の修復能力低下や炎症の増加などの身体の機能が衰える生物学的プロセスです。

 

 

例えば同じ70歳でも運動習慣のある人は老化が遅く、認知機能が保たれていることが多く、逆に運動不足やストレス過多の人は老化が早く進み、認知症のリスクが高まります。

 

つまり認知症予防は、老化を遅らせることに焦点を当てるべきです。

 

ある研究では週2回のトレーニングを3ヶ月続けた高齢者が、認知機能の向上を示しました。

 

 

トレーニングを始めるのに年齢は関係ありません。

 

80歳でも90歳でも、トレーニングを始めることで脳と身体の健康を向上させることが可能です。

 

とはいえ、始めるなら早いほうが良いのも事実です。

 

若いうちからトレーニングを習慣化すれば筋肉量を高く保ち、老化の影響を最小限に抑えられます。

 

加齢は避けられませんが、老化の速度は生活習慣で変えられます。

 

早速今日からトレーニングを始めて、脳と身体を若々しく保ちましょう!