
適正な体重、健康診断の基準値、自分の足で歩く力、明晰な認知能力・・・
これらは自然に保たれるものではなく、愚直な努力とその積み重ねではじめて成り立つ“特別なもの”です。
特に高齢になるほど、この当たり前を守るには意識的な行動が必要になり、その鍵となるのが継続的な運動習慣です。
年齢を重ねると筋力やバランス感覚、関節の柔軟性は徐々に衰え、「まだ動けるから大丈夫」と思っていても気がつけば階段がつらくなり、ちょっとした段差でつまずいてしまう・・・
そんな未来を避けるためには、高齢者こそ運動を日常に取り入れるべきなのです。
例えば、週に数回のウォーキングやできる範囲での筋トレやストレッチ、これらは地味ですが筋肉量の維持や骨密度の向上、認知機能の低下予防に直結するのです。
運動は「当たり前の自立」を支える土台だが、それには日々の積み重ねが大事、
「偶然そうはなりません」
という話でした。